【モニター教育担当者用】
1)一番大切なこと | 2)研修のあり方 | 3)カリキュラムの作り方 | 4)講師の育て方 |
2)研修のあり方 |
1.講義形式&筆記試験 | |
最もやり易い研修方法が、講義形式です。 しかし、逆に最も難しいとも言えます。何故ならば、最も退屈で、眠くなり、研修内容が身についたかどうかを把握しにくいからです。そこをどうクリアするかが問題です。(あとで考えましょう) 講義形式に向いている研修は「知識を一通り教える研修」です。 GCPやSOP、基礎医学知識、新しいガイドラインや通知類などを教えるには、まず、この方法で教えるのが常道でしょう。 しか〜〜〜ぁし!眠くなる! 賭けてもいいですが、午後1時から2時の間に教えたSOPは、誰も覚えちゃ〜いませんぜ。 そこで、一工夫しましょう。 |
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■筆記試験を組み合わせる | |
まず、1時間以上に渡る連続した講義形式の研修は絶対に止めましょう。 1時間を越える場合は、5〜10分の休憩を必ず挟みます。 また、例えばSOPを教える場合は、「治験の契約」等と言った一つのまとまったSOPを終えたところで、「確認試験」と称して、簡単な試験をやってもらいます。試験時間は5分ほどでも構いませんし、SOPを見ながら解答してもよしとします。 GCPの場合でしたら「医療機関の要件」とか「治験責任医師」という単位ごとに試験をします。 僕の場合、15分から30分講義したら、試験をし、その場で解答、解説し、次の項目を15〜30分講義し、試験、解説、ここで、休憩。というようなサイクルでやっています。 ここで行う試験は、もちろん、研修内容の確認と記憶の定着という目的もありますが、単調な講義形式にアクセントをつける意味合いもあります。 また、試験のあとに、必ず質問を受けます。 あまり、多くの項目を教えてから質問を受けても、最初の方は、もう忘れていますので、なるべく頻繁に質問を受けます。 さらに、眠気防止と参加意識を煽るために、こちらからガンガン質問を飛ばすこともあります。 ▼とにかく、講義形式は一方的になりやすく、単調になりますので、そこを十分注意しましょう! |
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■講義形式だけでは、知識は身につかないと思うべし | |
1回、SOPの講義をしたからと言って、それだけで、受講生がSOP知識を身につけたなんて、ユメユメ思ってはいけませぬ。 時期を改めて、ロールプレイ、筆記試験、e-ラーニング、模擬研修等を繰り返し、繰り返しやって、初めて、知識が身になり、何も考えなくても、行動できるようになります。 このレベルまで持ってくることが必要です。 |
研修方法の実際 |
1.講義形式&筆記試験 | 2.模擬研修 |
3.ロールプレー | 4.事例検討(ケーススタディ) |
5.e-ラーニングと集合研修の違い |
【モニター教育担当者用】
1)一番大切なこと | 2)研修のあり方 | 3)カリキュラムの作り方 | 4)講師の育て方 |