【モニター用】

1)モニターの仕事とは 2)最初に覚えること 3)実践での注意 4)自習の仕方


2)モニターが最初に覚えること


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3.SOPを理解した次にやること

さて、そろそろ本番に入っていきましょう。

モニターは何もGCPやSOPを理解、暗記するのが仕事ではありません。
GCPやSOPの知識は、あくまでも自分の仕事をルールから外さないようにするためのものです。

初級者以外のモニターの方なら、ここからが本題ですね。

モニターの本来の業務は与えられたプロトコールの治験を促進させることです。

そのためには何をすべきでしょうか?

それはプロトコールの理解です。
1)プロトコールを読み耽る

自分が担当することになった治験のプロトコールを隅から隅まで読み、理解し、他人に説明できるようにしましょう。

自分がやっている治験に関して質問されたら、即座に「それはプロトコールのここに書いてあります」と即答できるまで、読み耽るのが大事です。

初心者のモニターのみなさんは、分からないことは、先輩モニターに聞いておき、絶対に「嘘」を医師等に説明しないようにしましょう。
■チームで質疑応答会をやりましょう!

ただ、単にプロトコールを読み更けても、本当に知識になっているか、不安です。

そんな時はチーム内でプロトコールに関する「想定質疑応答会」みたいなもんを企画してもらいます。
よく医師から質問されやすいことなど、日頃から「想定Q&A集」を作っておくことをお奨めします。

また、チーム内でロールプレイ(治験事務局 対 モニターとか)をしたり、想定医局でのプロトコール説明プレゼン大会をして、そのなかで上のモニターは、わざと意地悪な質問をする役にまわりましょう^^。
2)担当分野の知識を習得する

順番が逆になりましたが、プロトコールを読み、理解するには、その専門領域の知識が必要です。

モニターが相手をする医師は、その道のプロです。
そのプロと対等に話しができるだけの専門知識を持ちましょう。

そのためには、その領域の教科書的成書や論文をせっせと読み(何を読んだらいいか分からない場合は先輩モニターに聞く)、学会等にも参加することです。

学会で知りえた最新情報を治験を担当している医師に教えてあげることにより、信頼関係も生じます。

僕の実体験でも、ある医師が学会で、僕の担当していた治験医師の論文を紹介していたので、そのことを治験担当医師に話してあげたら、そのまま寿司屋に連れて行かれおごってもらいました。。。^^;


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