【モニター用】

1)モニターの仕事とは 2)最初に覚えること 3)実践での注意 4)自習の仕方


3)実践での注意


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(中-4)チームをまとめる

治験に限らず、組織の中で働くということは、チームで働くということです。

そのチームは個々の人間の総和として力がでますが、うまく「チームワーク」が働くと「相乗効果」がでます。

あなたが、仮にチームリーダーでなかったとしても、チームをまとめてはいけないということはありません。

会議中に、なんでそんな水掛け論をいつまでもやっているんだ? と思うことはありませんか?
あるいは、誰かが自分の言った意見に引っ込みがつかなくなって、どうでもいいことを永遠と話しているとか?

そんなときには、リーダーだけでなく、メンバーの一員であるあなたが助け舟を出してあげることもできるはずです。
それに、そのほうが自分の貴重な時間が無駄にならずに済みます。

もし、あなたの所属しているチームのリーダーが無能だった場合は、特にそうです。

リーダーシップは誰もが発揮すべきもの

治験をやる時は、必ずリーダーがいます。
もし、そのリーダーが全くしょーがないなー的リーダーだった場合、あなたなら、どうしますか?

愚痴を言う、そのリーダーにくってかかる、リーダーの上司に指導してもらうよう働きかける、無視する、いろいろ手はあります。

その中で一番効果的で有効な手は、あなた自身がリーダーシップを発揮することです。
この手段の一番の利点は、リーダーシップを発揮するよう、他人を説得しなくていいところです。
なにしろ、自分が発揮するだけなのですから。

え!? 何故、そこまで自分がやる必要があるか?

う〜〜む、確かにそうです。 なんで、無能なリーダーの代わりに、自分が苦労しないといけないんだ?
・・・・・・最もな意見です。

では、放っておきますか? それでもいいでしょう。

でも、もし、あなたが、ちょっとリーダーシップを発揮して、仕事がスムーズにいけば、一番助かるのは自分です。

無能なリーダーのために、貴重な自分の時間を無駄にせずにできます。

「傍観者」から「当事者」に変わるだけで、物事が自分の思い通りに進みます。なにしろ、当事者ですからね。

■チームをまとめる方法

チームメンバーに「おーい、全員集合!」と言えば、まとまるのはドリフターズだけです。(失礼!^^)

「命令」でチームはまとまりません。
でも、メンバーが「そいつはいいや。それなら、俺も楽になる」というアイディアを出せば、自然にチームはまとまります。

チームの「メンバー」にとって満足できる状態はどんな状態でしょうか?
そこをよく考えましょう。

「チーム」というバーチャルな「団体」だけが満足して、個々のメンバーが満足できないこともあります。
リーダーが強引に目標を達成させるために、メンバーにビシバシ命令を下し、目標を達成したときです。
はっきり言って、これはチームというよりも、リーダー一人が満足しているだけです。
これは「チームがまとまっている」とは対極にある状態です。

メンバーの一人一人が納得できる状態を提示してあげる。
これがチームをまとめる唯一の手だと思います。

その状態を提示するのは、リーダーに限りません。メンバーの誰もが提示できます。
また、そのような雰囲気をもったチームになっていないと、そこで働いていても辛いだけです。

あなたが、チームの全員が心地よくなるには、どうしたらいいかを、会議で発言しましょう。

そこから、チームがまとまっていきます。


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