(2)モニタリング活動実践能力アップ方法 |
(2)−8)自習の仕方(最後に) |
ここまでは、細かい注意点を書いてきましたが、ここで大きく「モニターの勉強方法」を考えたいと思います。
モニターに限らず、自分をスキルアップさせる方法は次の3つの方法になると思います。
1)自分で学ぶ
2)研修で学ぶ
3)優秀な人の技を盗む |
以下、この3点について解説していきます。
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1)自分で学ぶ |
まずは、自分で学ぶことから始めましょう。
学ぶ方法も色々あります。
専門の本を読む、論文を読む、学会に出る、その学会のレポートを書く・・・・・・など等。
とにかく、まず自分で学ぶというのが、モニターに限らずどの分野でも「基本」です。
その上に、研修に出たり、人の技を盗むがあります。
■自習こそが基本
英語でもそうです。 ただ「英会話学校」に通っても、英語力は上がりません。
普段から、自習でボキャブラリーやイデオムを増やしたり、文法の勉強をやり、その効果を発揮させる場所が「英会話学校」だと思ってください。
日頃から自習する癖をつけましょう。
僕がモニターをやっていた時は、出張の行き帰りの電車の中が勉強の場でした。
なにも、机にむかっていなくてもOK! 自分がやりやすい方法で、やりやすい場所で勉強しましょう。
どんなことを勉強したらいいか分からない場合は、上司、リーダー、先輩、同僚、後輩、研修担当者に聞きましょう。
そして、常に「何故、僕(私)は学ぶんだろう、学ぶ必要があるんだろう、学ばないとどうなるの?」と自問してみましょう。
答えは「風に舞っています」(ボブ・ディラン)。
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2)研修で学ぶ |
自分で学ぶことが基本だと述べましたが、どうしても限界もありますし、勉強に偏りが出ることもあります。
それを防いだり、他人から刺激を受けて自習のモチベーションを上げるのに効果的なのが「研修に参加する」です。
社内でも社外でも、いろんな研修をやっています。通信教育という手もあると思います。(モニター専用というのも、ボチボチ、ネット上であるようです。探してみましょう。)
ただし、大切なのは「目的」です。
■研修を受ける時は「目的」を意識すること
毎月、モニター研修を実施している会社もあるでしょう。
あるいは、自分で社外の研修に参加する場合もあるでしょう。
その時、「この研修を受ける『目的』は●●だ」ということを意識しましょう。
例えば---
「この研修を受ける『目的』はモニタリング報告書をきちんと書けるようになるのが目的だ」
「今月のモニター研修では、SDVのうまい方法を学ぶのが『目的』だ。」
---というようにです。
ただ、漠然と研修に参加しても「寝る」のがオチです。
しっかりとした目的を意識して研修に臨むのとそうでないとでは、数十倍も効果が違ってきます。
■積極的に質問しよう
もう、この際ですから、これから、この瞬間から無条件に「研修に出たら、最低2回は質問するぞ!」と決めましょう。
そう思って研修に参加すると、問題点がよく分かります。
寝ていられません。
え〜〜〜い! 講師をイジメルゾ!でも構いません。
研修はつい「受け身」になります。そこを「参加」する方向に持っていきます。
その手っ取り早い方法が「研修のあら捜しをして質問する」です。^^
もちろん、素直に分からないことを質問するでもいいです。
また、大勢の前で質問するには勇気が必要です。
こんなことを聞いて恥ずかしくないかな、とか、こんなこと知らないのは僕(私)だけかな・・・・・・なんて臆してはいけません。
「聞くは一時の恥じ、聞かぬは一生の恥じ」と言うではありませんか。それに追加して「聞かぬは一生の損」です。
僕はハッキリ言って、「質問魔」です。社内の研修で、しかも同じ部署の人の発表でも「分からない」ことが有ったら質問します。
実は、ある時の研修では「アンケート」が取られましたが、そのアンケートに「●●(僕の名前)は質問しないほうがいい。しかも自分の部署の人に対しては。恥ずかしいと思う。」とまで書かれたことがあります。
僕は「知らないことを質問しないほうが恥ずかしい」と思います。
それに、僕が質問したら、休憩時間に「実は、あれ、僕も知らなかったんだけれど、恥ずかしくて聞けなかったんだ。よく質問してくれたね。」なんてことを、しょっちゅう言われます。
そして、大勢の前で質問するということは、自信に繋がっていきます。
そこから、どんな人の前でも、自分の意見を言えるようになります。これが重要です。
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3)優秀な人の技を盗む |
よく言われることですが「学ぶ」という言葉は「真似る」から来たそうです。
もし、社内に素晴らしい人がいたら、その人を模範にして、行動してみましょう。
モニタリングに同行して、この先輩の方法はうまい!と思ったら、次は自分でも試してみましょう。
仕事が速い人、他の人が気づかない重要なことを質問・指摘する人、誰からも好かれる人・・・いろんな人が周りにいるはずです。
この人たちを使わない手はありません。
あの人に有って、自分に無いものは何か? 一度、考えるといいでしょう。
しかし! 最後は自分のスタイルを確立します。
誰かの物まねだけでやっていけるほど、仕事は甘くありません。
それに、他人のスタイルが必ずしも自分の性格に合うとは限りません。
他の人の優れた点を自分なりに咀嚼して、自分の血や肉にしましょう。
僕もモニターの初心者だったころ、「さすが●●さんだ!」と思った人のモニタリングスタイルを真似たことがありましたが、自分の性格では長続きしないと思い、アレンジしていきました。
■優秀な人の技を盗み、さらに発展させる、そして次世代に引き継ぐ
自分なりにスキルを確立したら、今度はそれを後輩、同僚、先輩にも伝授しましょう。
何も、押し付けではありません。
後輩から、こんな時はどうしたらいいですか? と聞かれたら「僕(私)の場合、こうしている」というふうでいいです。
もし、研修の講師をやってくれと言われたら、多忙でも快諾しましょう。
「教える人」が「一番、学べる」です。
自分を磨き、他人を触発し、そうやって組織は成長します。
■最後に・・・・・・
学んだら実践することを忘れずに!
また実践してこそ「学べます」。
学んだことを「実践しない」と効果が出ません(身につきません)。
そして、学校とは違い、企業は「効果・結果」を求めています。
評論家は不要です。
行動こそが結果を生み出します。
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頑張ってください。ファイト!
▼「中級者以上のための自習の仕方」を読む
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