【モニター用】

1)モニターの仕事とは 2)最初に覚えること 3)実践での注意 4)自習の仕方


4)自習の仕方


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(2)モニタリング活動実践能力アップ方法
(2)−8)自習の仕方(最後に)

ここまでは、細かい注意点を書いてきましたが、ここで大きく「モニターの勉強方法」を考えたいと思います。

モニターに限らず、自分をスキルアップさせる方法は次の3つの方法になると思います。

1)自分で学ぶ

2)研修で学ぶ

3)優秀な人の技を盗む



以下、この3点について解説していきます。

1)自分で学ぶ

まずは、自分で学ぶことから始めましょう。

学ぶ方法も色々あります。 

専門の本を読む、論文を読む、学会に出る、その学会のレポートを書く・・・・・・など等。

とにかく、まず自分で学ぶというのが、モニターに限らずどの分野でも「基本」です
その上に、研修に出たり、人の技を盗むがあります。


■自習こそが基本

英語でもそうです。 ただ「英会話学校」に通っても、英語力は上がりません。
普段から、自習でボキャブラリーやイデオムを増やしたり、文法の勉強をやり、その効果を発揮させる場所が「英会話学校」だと思ってください。

日頃から自習する癖をつけましょう

僕がモニターをやっていた時は、出張の行き帰りの電車の中が勉強の場でした。
なにも、机にむかっていなくてもOK! 自分がやりやすい方法で、やりやすい場所で勉強しましょう。

どんなことを勉強したらいいか分からない場合は、上司、リーダー、先輩、同僚、後輩、研修担当者に聞きましょう。

そして、常に「何故、僕(私)は学ぶんだろう、学ぶ必要があるんだろう、学ばないとどうなるの?」と自問してみましょう。

答えは「風に舞っています」(ボブ・ディラン)。

2)研修で学ぶ

自分で学ぶことが基本だと述べましたが、どうしても限界もありますし、勉強に偏りが出ることもあります。

それを防いだり、他人から刺激を受けて自習のモチベーションを上げるのに効果的なのが「研修に参加する」です。

社内でも社外でも、いろんな研修をやっています。通信教育という手もあると思います。(モニター専用というのも、ボチボチ、ネット上であるようです。探してみましょう。)

ただし、大切なのは「目的」です。


■研修を受ける時は「目的」を意識すること

毎月、モニター研修を実施している会社もあるでしょう。
あるいは、自分で社外の研修に参加する場合もあるでしょう。

その時、「この研修を受ける『目的』は●●だ」ということを意識しましょう。

例えば---

「この研修を受ける『目的』はモニタリング報告書をきちんと書けるようになるのが目的だ」

「今月のモニター研修では、SDVのうまい方法を学ぶのが『目的』だ。」

---というようにです。

ただ、漠然と研修に参加しても「寝る」のがオチです。

しっかりとした目的を意識して研修に臨むのとそうでないとでは、数十倍も効果が違ってきます。


■積極的に質問しよう

もう、この際ですから、これから、この瞬間から無条件に「研修に出たら、最低2回は質問するぞ!」と決めましょう。

そう思って研修に参加すると、問題点がよく分かります。
寝ていられません。

え〜〜〜い! 講師をイジメルゾ!でも構いません。

研修はつい「受け身」になります。そこを「参加」する方向に持っていきます
その手っ取り早い方法が「研修のあら捜しをして質問する」です。^^

もちろん、素直に分からないことを質問するでもいいです。

また、大勢の前で質問するには勇気が必要です。
こんなことを聞いて恥ずかしくないかな、とか、こんなこと知らないのは僕(私)だけかな・・・・・・なんて臆してはいけません。
「聞くは一時の恥じ、聞かぬは一生の恥じ」と言うではありませんか。それに追加して「聞かぬは一生の損」です。

僕はハッキリ言って、「質問魔」です。社内の研修で、しかも同じ部署の人の発表でも「分からない」ことが有ったら質問します。

実は、ある時の研修では「アンケート」が取られましたが、そのアンケートに「●●(僕の名前)は質問しないほうがいい。しかも自分の部署の人に対しては。恥ずかしいと思う。」とまで書かれたことがあります。

僕は「知らないことを質問しないほうが恥ずかしい」と思います。

それに、僕が質問したら、休憩時間に「実は、あれ、僕も知らなかったんだけれど、恥ずかしくて聞けなかったんだ。よく質問してくれたね。」なんてことを、しょっちゅう言われます。

そして、大勢の前で質問するということは、自信に繋がっていきます。
そこから、どんな人の前でも、自分の意見を言えるようになります。これが重要です


3)優秀な人の技を盗む

よく言われることですが「学ぶ」という言葉は「真似る」から来たそうです。

もし、社内に素晴らしい人がいたら、その人を模範にして、行動してみましょう。
モニタリングに同行して、この先輩の方法はうまい!と思ったら、次は自分でも試してみましょう。

仕事が速い人、他の人が気づかない重要なことを質問・指摘する人、誰からも好かれる人・・・いろんな人が周りにいるはずです。

この人たちを使わない手はありません。
あの人に有って、自分に無いものは何か? 一度、考えるといいでしょう。

しかし! 最後は自分のスタイルを確立します。
誰かの物まねだけでやっていけるほど、仕事は甘くありません。

それに、他人のスタイルが必ずしも自分の性格に合うとは限りません。
他の人の優れた点を自分なりに咀嚼して、自分の血や肉にしましょう。

僕もモニターの初心者だったころ、「さすが●●さんだ!」と思った人のモニタリングスタイルを真似たことがありましたが、自分の性格では長続きしないと思い、アレンジしていきました。


■優秀な人の技を盗み、さらに発展させる、そして次世代に引き継ぐ

自分なりにスキルを確立したら、今度はそれを後輩、同僚、先輩にも伝授しましょう。
何も、押し付けではありません。
後輩から、こんな時はどうしたらいいですか? と聞かれたら「僕(私)の場合、こうしている」というふうでいいです。

もし、研修の講師をやってくれと言われたら、多忙でも快諾しましょう。
「教える人」が「一番、学べる」です。

自分を磨き、他人を触発し、そうやって組織は成長します。



■最後に・・・・・

学んだら実践することを忘れずに!
また実践してこそ「学べます」。

学んだことを「実践しない」と効果が出ません(身につきません)。

そして、学校とは違い、企業は「効果・結果」を求めています。


評論家は不要です。
行動こそが結果を生み出します。





頑張ってください。ファイト!

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