【モニター用】

1)モニターの仕事とは 2)最初に覚えること 3)実践での注意 4)自習の仕方


4)自習の仕方


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(2)ある領域に特化したスーパーモニターを目指す

いちモニターでいるにしても、リーダーやラインマネージャーを目指すにしても、自分の得意分野を持つかどうかの判断をします。

これまた会社の状況により、限定された人しか目指すことができませんが、それでも例えば自分は「抗生剤の分野で生きていこう」とか「抗ガン剤専門でいこう」という考えをもつことも可能です。

これはうまくすると、かなり引っ張りだこになる可能性があります。

A社で「神経系」専門のモニターをやっていたとします。そのA社はもう「神経系」をこれ以上踏み込まないことになった場合、A社にいて別の領域を受け持つことにするか、別の会社で「神経系」のモニターを募集していたら、そちらへ転職するという手もあります。

これが少なそうに見えて、実は意外と潜在的なニーズはあるように思えます。

僕の先輩、上司、友人、後輩の中にも、ずっと「抗ガン剤」だけを開発していて、会社を転々としている人を知っています。
もし、ある会社で初めて抗ガン剤を開発することになったけれど、抗ガン剤の治験を知っているモニターが少ない場合は、かなり優遇されて、その会社に転職できる可能性もあります。

この道を進んだ場合の良さは、治験をやる先生をほとんど知っているということです。
ある領域で治験をやる先生というのは、大体、どの分野でも決まっていますので、会社が変わっても、引続き、同じ医師を相手に仕事をすることになることが多い訳です。
これは、かなりやりやすい仕事環境です。

また、この道をさらに推し進めていくと、将来的には、その得意領域専門のCROやSMOを自分で立ち上げてしまうという手もあります。

これまた、実際に僕の上司、同僚、部下だった人が、今ではその専門領域を中心としたCROやSMOを立ち上げています。

また、今後、多くなりそうな話としては、日本でもベンチャー企業が増えてくるでしょう。
そんな時に、そこへ「役員クラス」で潜りこむという手もあります。

いずれにしても、中途半端な知識、経験、人脈ではダメですので、もし、領域を特化したモニターとして生きるのでしたら、それなりの深さを持ったモニター職人になる必要があります。

(1)領域を問わない (2)領域を特化する (3)リーダーを目指す (4)モニター以外の道

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